こべるん ~変化していく神戸~
布引町TAKAIビル

(仮称)布引町TAKAIビル新築工事

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加納町交差点北角地で建設中の「(仮称)布引町TAKAIビル」。地上10階建ての店舗、共同住宅、事務所から成る複合ビルです。不動産業を営む高井商事の新本社屋でもあります。ご覧の通り、鉄骨建方が開始されました。

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珍しくクリーム色に塗装された鉄骨が使われています。この建物の最大の特徴である南面コーナーのアールを描く部分は鉄骨の梁に少しずつ角度を付けて組み合わせていきます。

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重量鉄骨の梁がクレーンで施工位置まで吊り上げられ、両端にはとびの職人さんがスタンバイしています。慎重に鉄骨の位置を決めた後は素早くボルトで留めていきます。吊られた鉄骨は揺れるので、もし手でも挟み込んでしまったら、大怪我します。とても危険な仕事ですが、機械にはこなせない重要な工程です。いつの時代も鉄骨建方は人の手で行われています。超高層ビルの場合は目も絡みますね。今後、三宮の再開発ビル群の建設工事が本格化すると、鉄骨建方が駅周辺のあちらこちらで進む事になります。三宮は大勢のとび職人が活躍する晴れ舞台となります。

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このビルも完成が楽しみな建物の1つです。左隣の空白スペースはコインパーキングが営業中です。分譲マンションの建設計画がありましたが、着工せずに駐車場のままです。街の連続性が途切れる状態は好ましくないので、早期の開発を期待したいですね。できればマンションではなく、ホテルや店舗、事務所ビルが望ましいです。



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POSTED COMMENT

  1. sirokuma より:

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    こべるんさん

    建設ニュースの記事貼りますね。

    ”NTT都市開発(東京都千代田区)、サンテレビジョン(神戸市中央区)、聚楽(東京都文京区)の3社は、JR神戸駅前で放送局とホテルの複合開発「神戸駅前プロジェクト」に向けた三者協定を結んだ。NTT都市開発が事業主となり、13階建て延べ1万3600平方㍍のビルを建設、放送局はサンテレビジョン、ホテルは聚楽がそれぞれ事業者となる。2020年度の竣工を予定している。
    建物の規模は、地下1階地上13階建て延べ約1万3600平方㍍。建設地は、神戸市中央区東川崎町1-1-3(地番)の敷地約3000平方㍍。
    敷地は神戸市宇治川ポンプ場の西側隣接地。NTT都市開発は、住宅展示場「ABCハウジング神戸駅前住宅公園」や、駐車場「タイムズ神戸駅前住宅公園」として使っている敷地約5600平方㍍を保有している。今回のビルはこの一部に建設するとみられる。”

    高さには不満が残りますが、楽しみなプロジェクトがまた一つできましたね。Umieエリアは、民間の手によって独自に進化していますね。
    メリケンパーク界隈や元町通・栄町通界隈も復調してきましたので三宮~神戸までが、かつての神戸のように賑わいを取り戻していくのかもしれませんね。この界隈が職住遊の街として美しい街並みを形成しながら成長したらいいなと思います。
    神戸はそんな住まいとしての魅力を感じる都市に成長して欲しいと思います。その為にこのエリアには、超高層を中心とした良質の住空間の供給が望まれます。

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